落ち着かない春

今年の冬は例外的な暖冬の様相で、実質雪かきをすることなく春を迎え
そうな陽気が続いている。雪国では、雪かきも大切な産業の一つでもあるから
仕事にならないようである。何より山の沢山の積雪は、稲作の大切な水瓶であり、
雪解け に合わせて苗代や田植えが行われ、米作りの大切な根幹をなしている。
暖かな冬は生活には有り難く活動的になれるし、雪下ろしは重労働のうえ
大変な危険を伴うため有り難いが、年間の降水量は概ね一定であるから、
反動としての豪雨が心配されるし、梅雨時や台風が気がかりとなる。

さて、今日からハノイで米朝の朝鮮半島非核化に向けた首脳会議が開かれる。
北朝鮮の検証可能で、後戻りできない完全な核廃絶に進展はあるのか?
日本としては何より期待するところだが、米大統領が自らの再選や失政の挽回を
外交で・・といった思惑が見え隠れする現状では、期待もいつしか萎えてしまう。
我が国が70年以上に渡り平和であることは、本当に有り難いことだが、米国の
絶対的な優位性が薄れる昨今、中国や北朝鮮などの台頭や軍拡が進むパワーバランス
を顧みれば、我が国は平和ボケ?と言えないこともない。中東やアフリカに加え
インド・パキスタン、ベネゼーラなど、世界の不穏な動きをみれば、アメリカの傘の
下にあることを持って安全といえるのか、不安がよぎるのは私だけではないだろう・・
加えて、イギリスとEU、スペイン、イタリア、トルコ、日本と韓国や中国、アメリカ
第一主義等々、いづれも自国本位が目立ち、余裕がなくなり切羽詰っての対立のように
思えてならない。ようは、このギスギスした国家間のせめぎ合いは、恒常化する
ことが明らかと思われる。
このところ韓国との冷え切った外交関係が問題視されているが、慰安婦問題も竹島も
レーザー照射問題も、我が国としては立ち位置を明確にし、ブレない外交姿勢に
よって、世界の理解を得る主体的外交こそが欠かせないと思う。厳しい現状を理解
したうえで、成熟した外交を粛々と実践して欲しいと願うばかりである。