時代の先読みが欠かせない

秋は深まり、木々の紅葉が街中までやってきて、ケヤキや桜の葉も色づき始めた。
我が家の錦木は今を盛りと見事な彩を見せて、楽しませてくれている。

今年度も後半に入っているが、平成も残すところあと半年となって、月日と共に時代の
流れも意識せずにはいられない。いつの世も平穏な時代などなかったのであろうが、
イギリスのEU離脱が混迷を深めているし、ドイツのメルケル首相は選挙の大敗を
受けて求心力を失いつつある。米中の貿易紛争はもはや戦争状態と言われているし、
アメリカは中間選挙結果に戦々恐々・・世界は常に薄氷を踏む危うさにあって、
大きく損な われても何の不思議もない緊張が続いている。
国内は、野党の資質が政権を任せるに程遠い現実からか、一党多弱が続きこのまま
進む以外に道はなさそう。消費税の10パーセント導入に向けての経済対策、エコ
カー減税などは不公平で無駄、地球環境に悪影響を与えかねない面もあり知恵がなさ
過ぎる。無責任な財政悪化を積み上げてきた大罪は誰が償うのか、この根本の
議論もなく、全く不思議な政治が続いている。
現状、増税は止むを得ないにしても、景気の下振れを防ぐ必要はある。(税金を
使っての商品券の配布・・これも税をとっての配布で、そのコストが二重で無駄)
食料品の消費税据え置きにしても、税の徴収が複雑化してディメリットが大きい。
公明党の 手前味噌の喜びようも子供じみていて、政治の成熟は、まだまだ先のようだ。
ただ、政治が人気取りだとすれば、いつまでも税金に無駄使いは付きものなの
かも知れない。

少子高齢化にしても、少なくとも1990年頃の出生者の数を見れば、20年後が
どうなるか明確に分かった訳で、当時も将来が心配され大きな話題にもなった。
にも拘らず、対策は30年近くたった今頃、後がなくなった中で後追いの議論をしている。
厚労省や財務省の役人はいったい何をしていたのか、政治家は何を考えてきたのか、
マスコミは何を報道してきたのか?誰もその職責を果たしていなし責任も取らない。
働き方改革だって、現に体力も働く意欲もある高齢者が街中にあふれている。年金や
財政問題で次世代に大きな不安を与えている。労働力が不足しているとして、外国人の
受け入れが検討されているが、高齢者に有用な仕事があって、その労働に見合った
報酬が手に入る社会システムがあれば、人生はもっと充実できると 願っている人も
少なくない。こうした施策は、労働問題にも経済の活力にも有効だと 思うのである。
時代に見合った、時代を先読みした施策があれば、もっと希望に満ちた社会が築ける
だろうし、それが政治の責任なのではないだろうか。