オリンピックというスポーツ競技

日の光も三月を迎えようとするこの時期ともなれば、陽光はすっかり強さを
増して、身体をちじめてしまうような仕草は影をひそめ、活力がよみがえってくる。

ピョンチャンオリンピックが終わって、世の中にはいつもの落ち着きが帰ってくる。
日本選手団は、史上最多の13個のメダルを獲得し大いに盛り上がったが、世界の
ベスト3に入ることの難しさをまざまざと見せ付けられた思いと、世界第3位と4位
の扱いの雲泥の差には、何とかならないものかともどかしくさえ思えてしまう。
超人的な技や100分の1秒差を競うスピード・・人間とはその頂点に立つ誇りに、
何ものにも変えがたい価値を見出す・・そうした宿命を負っているらしい。
スノーボードにおけるショーンホワイトと彼に憧れた平野歩夢の競技、お互いが
切磋琢磨し相手の力を認め合う友情と信頼。スポーツが持つ真の素晴らしさを
教えられるシーンがそこにあった。
パシュートとカーリングは、日本人の気質や勤勉さが競技に反映し素晴らしい結果に
つながったもので、大変な盛り上がりを見せた。海外の評価も、日本人らしさが出た
勝利として注目され小気味良かった。
選手の皆さんの凱旋しての第一声は、競技生活を支えてくれた家族やスタッフ、
企業等々への感謝の言葉にあふれ、子供たちには夢を持つことの大切さ、その夢に
向かってチャレンジを続けることの大切さを伝えていた。
全員が全員 夢を手に出来る訳ではないだろうが、チャレンジする中で手にする
ものの大切さや、人生いたる所に青山ありというから、夢にかける挑戦は必ず
人生の青山を見出す確かな力になると、そのように信じ続けるのが良いのかも知れない。

今回のオリンピックは、開催地が韓国ということがあって、南北の政治的な思惑が
一時は競技以上に注目され大きく取り上げられた。民族が70年以上にも渡って分断さ
ている現状は不合理この上ないが、体制の維持に異常な執着をし続ける価値観と、
国民の健康状態や生活の現状を省みない君主、とても理解できない価値観だが、それを
改める知恵が人間にないこと・・本当に残念だがこれも人間の性ということだろうか。