誠実さはどこへ行ったのか

ようやく日本経済もデフレから立ち直る兆しかと、期待がかかるところまで来たが・・現実は呆れるような
ニュースばかり。昨日の報道(民放)でも、北朝鮮のICBMの発射よりも日馬富士の引退を優先して扱う
お粗末な判断。日本社会のぬるま湯の実態を反映してのことかもしれないが・・社会をリードしていく気概はない。
日馬富士の暴行とその後のゴタゴタは、角界の体質そのものに原因があるのだろう。報道番組が〇〇劇場と
言われるが、本質を明らかにする使命を省みず面白おかしく報道し、ことを中途半端してきた結果であろう。                                                       こん回の事件をみても、角界は既に、組織そのものが存在意義を失っているのではないか・・と思われる。
評議委員会の会長が頻繁にTVに出演していたが、自己弁護に終始し自らにも組織にも信頼がないことを全く
認識することなく、的外れの他人批判と組織擁護ばかりを繰り返し、アナウンサーがホローしていることさえ
気が付かない始末。横綱日馬富士の引退会見でも、暴行の理由を「後輩の非礼を正す必要があった」としたが、
後輩を諭す方法が傷害事件では、横綱としての品格はもとより・・人を正す資格も人格もなく、言い訳が
見苦しいだけだった。そもそも、高校の同窓の集まりに、関係のない横綱がなぜ出席したのか?貴ノ岩関らは
知らされておらず、若い力士らを欺いて宴席が計画された疑いもあるようだ・・
本場所中には、白鵬が勝敗が付いたにも拘らず、行事に抗議する振る舞いがあった。横綱審議会は、この品位を
欠く行動に対してきちっとした処分を下していない。組織はあっても、機能していない査証か。
角界は国技などと言っても、所詮 一般の常識が通用しない伏魔殿のような世界と言うことなのだろう。

一方の経済社会も、技術立国日本と胸を張れる時代もあったが、今は昔ということか?
東洋ゴム、東芝、旭化成、神戸製鋼など日本を代表する企業の不正が、次々と発覚している。
私はタカタのエアーバッグのように、性能にその目的を達しない不備があったとしても、恣意的ではなく結果
としての不備の問題と、ホルクスワーゲンの排ガス問題のように、性能試験のデーターを悪意を持って改ざん
した事実とは、罪の本質は全く異なるものだと思っている。企業としてコンプライアンスがこれだけ叫ばれ、
社会が成熟している今日にあって恣意的な不正は、以てのほか。企業としての存在意義そのものを失ったと
言ってよく、こうした企業は、お詫びの頭を下げるのではなく、解散したらよいと思う。
それくらいの悪意と覚悟をもって、不正に走ったと理解するからで、甘やかしてはいけない。
東日本大震災の時の東京電力の予備の発電設備の配置における粗漏も同様の罪で、斬罪に値するし、政府は
けじめは付けなければいけないと、今も思っている